IT系フリーランスの技術備忘録

日々の業務で学んだ事の覚書やフィードバックなど。たまに関係ない記事も。

フリーランスになったら、絶対にエージェントに仲介してもらった方がいいと思う理由。個人で契約して泣きを見た話(´;ω;`)ウッ…

最近は、フリーランスという言葉も世の中にだいぶ浸透して、社会的な地位も向上してきているのかなと思う今日この頃ですが、きちんとしたエージェントは通してますか?

 

まさかマージンがとられるからなんていって、直に企業に営業に行ったりなんてしてませんよね?

 

私がフリーランスになったのは、ちょうど世の中にフリーランスなんていう言葉が出だしてきていた時代です。

 

一昔前までというよりは、わずか数年前までは、「フリーランスって何?フリーター?」なんて思われている人も多いのではないでしょうか?

 

自分で営業して、最終的に半額しか支払いが無かった

当時の私は、フリーランスが何かもよくわかっておらず、勢いで会社を辞めて、勢いで登録したのがランサーズとクラウドワークスでした。

 

確かに、クラウドワークスとランサーズもフリーランスの為のサービスかもしれませんが、ちょっと違うんですよね。

 

クラウドワークスと、ランサーズは、在宅向きといいますか、どちらかといえば内職に近い感じです。

 

時給換算して、1,000円どころか、500円にも満たない仕事がゴロゴロというか、そんなのがほとんどです。

 

あと、発注側も、若い人が多いと言いますか、株式会社になっていても、アフィリエイターが税金対策に作った会社だったり、あまり企業としてプロがプロに依頼するような、そんな感じでは無かったりします。

 

当時はそんな事もよく知らなかったので、クラウドワークスに登録して、同じような仲間を募ったところ、私と似たような年代で脱サラした人が何人か見つかりました。

 

それで、そのメンバーで仕事を探そうという事になって、見つけたのがECサイトの構築のお仕事。

 

ずいぶんまともな感じの仕事に見えたのですが、発注と同時に

 

クラウドワークスを通さずに直でやり取りしましょう。」

 

という事になり、約100万円ほどの案件だったにもかかわらず、クラウドワークスを通さないどころか、なんと契約書も無しで、プロジェクトがスタート。

 

なんでも、向こうの社長さん、

 

「口約束でも契約は有効ですから」

 

と、どこかで聞いたような事を言うのですが、確かにそのとおりなんですが、口約束で始まったプロジェクトでもし未払いなんて事になったら、契約書も無いプロジェクトの受注金額や、支払い条件を証明するなんて、一体どれだけの費用と時間がかかることやら。。。。

 

あとから知ったのですが、その社長さん、20代のアフィリエイターで、どうも勢いでECサイト作りたーい!と思いたったようです。

 

で、ECサイトの制作費用が100万円という算段。

 

仕様書というか、要望もエクセルで書いて、あとは、お好みのECサイトを指定して、

 

「こんな感じ。でもこれ以上のクオリティで、プロっぽく、大企業っぽい感じで。」

 

と、いうんですよね。

 

今思えば、ふざけんな!って感じですが、当時はなんとかなると思って、受注してしまう。

 

で、案の定、作ったはいいけど、デザインが納得いかないとか、動作がおかしいとか、いろいろ言われて、らちが明かなくなってきてしまった。。。

 

で、結局喧嘩のような感じになって、でもなんとか50万円は払わせられたので、その50万円を協力してくれた2人に分けて自分は取り分無しですよ。

 

ま、まだ会ったこともないうちから、クラウドワークスを通さないで、契約書も無しで仕事のやり取りをしようというくらいですから、今思えばロクな人じゃないですよね?

 

でも、当時はフリーランスは自分で営業もしなくちゃいけないかと思っていたので、そんな感じでフリーランスを初めてしまったんです。

 

きちんとエージェントを通していれば

私の悲劇はその後も続きます。

 

よせばいいのに、今後は飛込営業で仕事をとってきました。

 

何故かまたしてもアフィリエイターからの受注。

 

今度は、Web予約システムの受注でした。

 

人の好さそうな人だったので、今度はいいかと思ったんですけどね。

 

ここでは書けない話も多いので、間のごたごたは割愛致しますが、最終的には損害賠償金まで請求されるという事態に陥りました。

 

損害賠償といっても、相手が勝手にいってることですし、個人対個人なんで突っぱねればいいと思うのですが、最終的に私は支払う事にしました。

 

で、結局いきついたのは、高単価で安定した仕事がしたければ、必ず優良エージェントを通して下さいという事です。

 

仲介のマージンはとられますが、わずか10~20%のマージンで、安定して安心した仕事の他に、各種保険、福利厚生、税金のサポート、中には、給与保証制度まであったりする場合もあります。

 

フリーランスでこんなに手厚い条件でできるなんて、本当にいい時代になったなぁとしみじみです。

 

2018年はフリーランスに対する税制も優遇される政策が打ち出されたみたいですし、ほんとにフリーランスで活躍される場合は、どんなに交渉術や技術力に自信があっても、決して個人で受注しようとはせず、エージェントを通して下さいね。